ジュエリーの石留め、石取れ修理について。予防法も解説!

万が一、石が取れてしまった際には早めの修理が必要です。

この記事では、ジュエリーの石留めの種類や特徴、修理に持ち込む際のポイントについて解説しています。

ジュエリーの石留めの種類と特徴

ジュエリーのデザインにおいて、石留めの種類は重要なポイントです。

石留めの仕方によって見た目の印象が変わるだけでなく、宝石の保護や耐久性にも関わってきます。

代表的な石留めの種類とそれぞれの特徴について知っておきましょう。

  • 爪留め…宝石を数本の爪で固定する留め方。光を通しやすく、宝石の輝きを最大限に引き出します。
  • ベゼル(フクリン)留め…宝石の周囲を金属で囲むタイプで、宝石がしっかり固定され、安全性が高いのが特徴です。
  • チャンネル留め…宝石を並べて溝にはめ込む留め方。表面が滑らかで引っかかりにくく、華やかかつスタイリッシュなデザインです。
  • パヴェ留め…小さな宝石を敷き詰めるように留めたデザインで、華やかで豪華な印象を与えます。

各スタイルのメリットとデメリット

石留めの種類 メリット デメリット
爪留め 宝石の輝きが強調される 服などに引っかかりやすい
ベゼル留め 安全性が高く、宝石が守られる 金属部分が多く宝石が見えにくい
チャンネル留め 引っかかりにくく日常使いしやすい 石が外れにくいが、修理が難しい
パヴェ留め 豪華で華やかな見た目 小さな石が取れやすい、紛失しやすい

 

なぜ石がとれるのか?

宝石が紛失してしまうと、特にお気に入りのジュエリーではとてもショックですよね。次に、宝石がなくなってしまう原因と、紛失した場合の対処法について紹介します。

宝石が取れてしまう原因と修理方法

日常の動作や衣類の摩擦、落下による衝撃などが原因で、石がゆるんだり外れたりすることがあります。主な原因は以下のとおりです。

  • 外部からの衝撃
  • 爪の摩耗や損傷
  • 服やカバンに引っかかる
  • 地金の変形
  • 頻繁な着脱
  • 経年劣化

また、宝石のサイズや留め具の状態によっても起こりやすさが変わります。

石が取れてしまった際は、なるべく早めに修理店に持ち込むようにしましょう。

小さな石は紛失しやすいですし、傷がつくこともあります。

また、自宅にある接着剤で取り付けてしまうと、宝石が光を十分に取り込めず、輝きが失われてしまいます。

もし紛失してしまったら

紛失してしまった宝石を、新たに購入し、同じジュエリーに取り付けることも可能です。ジュエリーショップでは、既存のデザインに合う宝石を選んで取り付けを行うので、お気に入りのジュエリーを元通りにすることもできます。

修理に持ち込む際のポイント

ジュエリーを修理に出す際は、修理業者の選びや、見積もり・保証の確認が大切です。ここでは、修理に出す前に知っておきたいポイントを解説します。

修理業者の選び方

ジュエリーの修理には専門的な技術が求められるため、信頼できる業者を選ぶようにします。

購入した店舗であれば、修理保証も利用できることも多いです。

近くの修理店を選ぶ際には、ホームページなどを確認して修理実績や、経験の豊富な職人がいるかを確認するとよいでしょう。

見積もりや保証の確認

修理の見積もりや、保証内容の確認も大切です。

修理費用が事前に明確であること、また修理後に不具合が生じた場合の対応が含まれているかを確認してから依頼すると安心です。

宝石が取れないための予防策

ジュエリーの宝石が取れてしまうのを防ぐために、日常の手入れや保管方法にも注意しましょう。

ここでは、大切なジュエリーを美しいまま保つための予防策を紹介します。

日常的な手入れと保管方法

ジュエリーを長持ちさせるためには、使用後に柔らかい布で軽く拭くことや、専用ケースに入れて保管することが効果的です。保管場所に気を配ることで、摩擦や衝撃からジュエリーを守ることができます。

外出先でのジュエリーの扱い方

外出先では、服やバッグにジュエリーが引っかかることもあります。

エンゲージリングなど、特別な日のためのジュエリーを身につけて外出する際は特に注意しましょう。

また、運動や重い荷物を持つときなど、ジュエリーに負荷がかかる場面では取り外しておくと安心です。

石留めのゆるみや傷の確認

石留めが緩んでいたり、リングや宝石に小さな傷が付いていたりする場合、石が取れる前触れです。

定期的にジュエリーの状態を確認し、気になる場合は早めに専門店で点検してもらいましょう。

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