覚えておくと役に立つ、指輪の各パーツの名称を紹介!

指輪は、そのデザインに合わせて様々なパーツが組み合わさって作られています。

それぞれのパーツにはきちんと役割があり、指輪の見た目や着け心地に個性を与えています。

この記事では、指輪の基本的な構造と、主要なパーツについてご紹介します。

知っておくと、自分にぴったりの指輪を選ぶときや、修理やオーダーメイドを依頼するときにきっと役立ちますよ。

指輪の構造

指輪は、シンプルでスタイリッシュなものから、豪華で装飾的なものまで幅広いデザインがあります。

そのデザインによって、使われるパーツの形状や役割も少しずつ違ってきます。

ここでは現代的な指輪と古典的な指輪の構造について、簡単にご紹介します。

お持ちの指輪がどちらに近いか、ぜひ確認してみてください。

現代の指輪の構造

現代の指輪は、日常的に使いやすいデザインが多く、シンプルで洗練された特徴を持っています。

現代の指輪は基本的に以下のパーツで構成されています。

  • 中石(センターストーン)
  • 脇石(サイドストーン)
  • 石座(マウント)
  • 爪(プロング、クロウ)
  • 肩(ショルダー)
  • 腕(シャンク、アーム)
  • 指なじみ
  • 刻印部分

中石(センターストーン)

指輪の中心にあたる中石は、最も目を引く部分です。

通常、ダイヤモンドや色石などが使われ、その美しさで指輪全体の印象を決定づけます。

指輪の主役とも言えるパーツです。

脇石(サイドストーン)

中石の両脇に小さな宝石を配置することで、センターストーンを引き立てる脇石は全体のバランスを整えつつ、華やかさをプラスする役割を担っています。

脇石のデザインによって、指輪の印象がより豊かに感じられます。

また、脇石が付かない指輪もあります。

石座(マウント)

石座は、宝石を支える台座の部分です。

宝石の形によって、石座のデザインは様々です。

シンプルなものから装飾的なものまであり、形によって宝石の輝きも変化します。

宝石と指輪全体を美しく見せるための重要なパーツです。

爪(プロング、クロウ)

宝石を石座に固定するために使われるのが爪。

爪は通常、4本や6本で宝石をしっかり留めます。

現代は目立たずシンプルに宝石を支えるデザインが主流ですが、なかには爪の数が多かったり印象的な形であったりするものもあり、指輪の個性を演出する装飾の役割も持っています。

肩(ショルダー)

指輪の石座を支える肩は、指輪全体のバランスを取る役割があります。

シンプルなデザインが多いですが、なかには装飾的なデザインの肩もあり、指輪のボリューム感や個性を表現する部分です。

腕(シャンク、アーム)

腕は、指にはめる部分で、様々な形があり指輪全体の着け心地やスタイルに大きな影響を与えます。

現代の指輪では、スリムでシンプルな腕が人気で、シーンを選ばずに使いやすいデザインが多いです。

指なじみ

指なじみは、腕の内側の、指に当たる部分です。

着け心地がよくなるよう、滑らかに仕上げられています。

指輪を長時間着けていても、快適に感じられるような工夫がされています。

刻印部分

ゴールドやプラチナなどの高価な素材を使った指輪には、刻印が施されています。

素材の純度や製造元が刻印として記されることもありますが、購入者が好きな文字を刻印できるサービスも人気です。

アンティークの指輪の構造

古典的な指輪は、装飾的で豪華さを重視したデザインが特徴です。

現代的なシンプルなデザインと比べると、少しボリューム感のあるデザインが多く、華やかさが際立ちます。

主要なパーツに大きな違いがないものの、現代のものより存在感があるデザインとなっています。

もちろん、アンティークのなかにも現代のものと近いデザインは存在しますが、ここでは典型的なものの特徴をみていきましょう。

  • 中石(センターストーン)
  • 脇石(サイドストーン)
  • 石座(マウント)
  • 爪(プロング、クロウ)
  • 肩(ショルダー)
  • 腰(ベース)
  • 腕(シャンク、アーム)

中石(センターストーン)

古典的な指輪でも、センターストーンは最も大切な部分です。

大きな宝石を使い、目を引くデザインが特徴的です。

センターストーンが引き立つよう、脇石や石座が豪華にデザインされています。

脇石(サイドストーン)

大きい脇石が使われているデザインも多く、指輪全体に華やかさと豪華さを与えています。

石座(マウント)

古典的な指輪では、石座が装飾的で、宝石を支える役割だけでなく、デザインの一部として全体の印象を左右します。

豪華な装飾が施され、指輪全体の豪華さを強調します。

爪(プロング、クロウ)

現代のものよりも爪が多かったり大きなものが使われています。

腰(ベース)

石座と腕の間に存在する装飾が施された部分を「腰(こし)」といいます。

煌びやかになる一方で、指輪に高さがでてしまうので近年では腰が存在しない指輪が主流です。

腕(シャンク、アーム)

古典的な指輪の腕は、太くて装飾的で、指輪全体の重厚感を強調しています。

現代の指輪と古典的な指輪の構造的な違い

最後に現代の指輪と古典的な指輪のデザインの違いをまとめました。

現代の指輪は、腰が省略されておりシンプルで洗練されたデザインが主流で、日常的に使いやすくなっています。

爪や石座がシンプルで、指輪全体がスリムな印象にまとまっています。

対して、アンティークの指輪は、各パーツが大きく装飾的で、豪華さが強調されています。

もちろん、最近作られた指輪でも存在感の強いものはありますし、アンティークでもシンプルなデザインもあります。

パーツの特徴や名称を知って、大切な指輪をさらに身近に感じてみてくださいね。

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